東京から地方に移住すると、まず困るのが虫の対策。
東京にいた時とは比べ物にならないくらいの虫と出会うことになります。
そもそも虫嫌いの人は地方移住は見直すべきですが…虫嫌いじゃなくてもビビる量です。
今回は、移住後実際に私が試した虫対策をご紹介します。
完全に虫を駆逐することは不可能ですが、ストレスがたまらない程度の対策はできました！
- 移住後、虫が多くて困っている人
- 移住後の虫対策を事前に知っておきたい人
事の発端
対策の前に、私の方で起きていた事象をご紹介しようと思います。
いいから対策はよという方は、下のボタンから飛んでくださいませ！
移住後、部屋の中に大量の虫が…
移住したのが6月。結構暑くなってきた初夏です。
無事引っ越しを済ませて数日、部屋の窓側の床に大量の小さな虫が死んでいるのを発見。
またカーテンを見ると、似たような虫が数匹いる、、、！
さらにキッチン、廊下もよく見ると、隅っこに死骸がたくさん落ちているのに気づきます。
こんなに部屋に大量にいるのを見るのは、人生で初めてでした。
エアコンをつけていたので、窓は開けていません。なぜ………？
虫の正体は「ユスリカ」と「羽アリ」
ネットで情報収集するうちに、部屋の中に大量発生するこの虫は「ユスリカ」と「羽アリ」であることを突き止めました。
（たぶん）
ユスリカ
蚊に似ている小さな虫。
たまに、道に虫の大群が渦を巻いているとき（蚊柱）があるが、これがユスリカ。
水（川、湖など）の近くに発生する。
羽アリ
アリに羽が生えた見た目。ユスリカよりだいぶ大きい。
クロアリとシロアリがいる。
高温多湿の場所を好む。
虫が部屋に大量発生した理由
そもそもなんでこんなに虫が大量発生するのか、原因がわからないことには対策も打てません。
ので、調べてみました。
移住後の虫対策でお困りの皆様もチェケラ！
【環境】家の近くに田んぼ（水辺）がある
地方に移住した場合、近くに田んぼや湖などがあったりしませんか？
小さな虫は水辺を好みます。
特に水の流れが少ない湖や田んぼが移住した家の近くにある場合は、虫が大量発生する可能性があります。
私が移住した家の近くにも、田んぼがありました。
【環境】夜、ベランダ・玄関に光がある
移住後、虫が多い環境として「玄関や窓のすぐそばに灯がある」ことが挙げられます。
私たちはまさにこれで、盲点でした。
夜、部屋の周りに光があると、虫はそこに寄ってきます。
たくさん寄ってきたところで扉を開けると、気圧によって部屋に吸い込まれている可能性が高いです！
特に、玄関のすぐそばに夜間灯や蛍光灯がある人、その近くに排気口やドアポストの隙間ありませんか？
光に集まってきた虫を、隙間から部屋に引き寄せてしまっている可能性大です！
【侵入】窓に隙間がある
ちゃんと閉めたつもりでも、実は虫が通れるくらいの小さな隙間ができていることがあります。
特に移住先の築年数が高い家に住んでいると、窓のサッシが歪んでいて、隙間ができていることもあります。
また、網戸がしっかり閉まっていないと虫が侵入する可能性もありますよ！
隙間を埋めるテープなどが活躍します
【侵入】エアコンのドレンホース口が開いている
エアコンのドレンホース口はちゃんと防虫キャップをしているでしょうか？
ここから中に虫が侵入し、エアコン口から冷気とともに虫が出てきている可能性もあります！恐ろしい！
移住したらドレンホース口を塞いで虫対策することを忘れないようにしましょう。
【侵入】エアコンの開口部に隙間がある
エアコンと室外機をつなぐホースは、壁を通って接続しています。
そのホースが通る開口部は、パテで隙間を埋めてありますが、経年劣化とともに隙間ができることも。
その小さな隙間を通って、虫が部屋に入ってきている可能性があります。
移住先で、築年数の高い家に住んでいる方は一度隙間がないかチェックしてください。
【侵入】排気口が開いている
部屋にある換気扇は、換気ダクトを取って外につながっています。
外の排気口から虫が入っていることもあります！
特に、部屋を閉め切ってエアコン・換気扇をつけていると、部屋の中の気圧が下がるため、排気口から虫を部屋の中に吸い込んでいることも。
【侵入】玄関のドアポストに隙間がある
先ほども伝えた通り、エアコンや換気扇によって部屋の気圧が下がっていると、その隙間から虫を吸い込んでいる…なんてことも考えられます。
玄関ドアにポストついてませんか？
ほんのちょっとですが、ポスト口の隙間から小さな虫が侵入しています。
特に郵便物が挟まると隙間ができますので、虫が入り放題に。
【繁殖】エアコン内に虫が湧いている
外から侵入しているのではなく、中で虫が湧いてしまっている可能性もあります。考えたくないですが。
通常、移住前に部屋のクリーニングが行われますが、エアコンに関してはどの程度清掃されたかどうかがブラックボックスです。
清掃業者によっては、吹き出し口までの清掃で終わっており、中までクリーニングされてないこともあります。
気になる人はクリーニングを頼みましょう！
【繁殖】排水溝内に虫が湧いている
キッチン、風呂場などの排水溝から虫が湧いてしまっている可能性も考えられます！
移住先が古い建物だと、水回りも古くなっており虫が湧きやすくなっていることもあります。
ただし、排水口から湧く虫はチョウバエが多いようです。
茶色くて小さい虫が大量にいたら、排水溝の掃除を徹底しましょう！
外から侵入されている場合の虫対策
上記で記載した原因の中から、移住先で虫が大量発生した理由は「おそらく外から侵入されている」ことを突き止め、実際に私が試した対策方法です。
そのため、これから紹介する対策は「外から侵入されている場合」に有効です。
内部で繁殖している場合は、クリーニングが大事です！
ドレンホース口防虫キャップ
- 使い方：エアコンのドレンホース口に付けて侵入を防ぐためのキャップ。
- 効果：★★★★（ただし今回のユスリカ・羽アリには効果なし…）
- メリット
- 価格が安くつけるのも簡単（百均で売ってます）
- デメリット
- たまに取れてしまうことがある（悪天候の時とか）
まずはエアコンからの侵入を防ぐために、ドレンホースの防虫キャップを購入。
百均でも売っているので値段は安いですし、つけるのも簡単。
カチッとつく感じではなく、はめている感じがして（悪天候の日とか）取れそうです。
効果は、ユスリカ・羽アリは減らず。ここから侵入しているわけじゃなかったみたい。
ただ、これから来る可能性のある大きめの虫対策にはなったと思うので、無駄じゃない！（と思いたい）
ベランダ用吊り下げ虫よけ
- 使い方：ベランダの洗濯竿とかに掛けて、窓からの虫の侵入を防ぐ。期日を過ぎたら交換が必要
- 効果：★★
- メリット
- 付けるだけなので簡単
- デメリット
- 固定しないと取れてしまうことがある（風が強い時とか）
- あまり効果が感じられないかも（ベランダに出ると普通に虫いる）
次にベランダ用の吊り下げタイプの虫よけを購入。
物干し竿にぶら下げたのですが、効果はいまいち…。ベランダに出ても虫寄ってくるし、普通に窓から入ってくる。
窓から距離があるので、あんまり効果が発揮されなかったのかも。
また、強風の日は何度も落ちて壊れてしまうことがあったので、結束バンドなどで固定する必要があります。
玄関用吊り下げ虫よけ
- 使い方：玄関のドアノブに掛けて、玄関からの虫の侵入を防ぐ。期日を過ぎたら交換が必要
- 効果：★★★★
- メリット
- 付けるだけなので簡単
- ベランダ用より効果を感じられた！
- デメリット
- 交換が必要
玄関に虫が多かったので、玄関用の吊り下げタイプ虫よけをつけてみました。
つけた次の日から、玄関先で死んでいる虫の量が減った気がします！
ベランダ用のものから学び、取っ手にしっかり固定できるタイプを選んだところ、落ちない！感動。
これは効果がある！
壁・玄関灯用虫よけスプレー
- 使い方：壁や電気に直接スプレーして虫を寄せ付けない。
- 効果：★★★★★
- メリット
- どこでもスプレーできる（素材には注意だが、壁なら問題なし）
- 効果を感じられた！
- デメリット
- 高いところにスプレーするのが若干大変
- ある程度時間がたったら再度スプレー必要
玄関にびっちり虫がいるのが気になり、スプレータイプも買ってみました。
壁や電気にかけられるとのことで、昼間に玄関ドアと玄関灯にスプレー。
次の日、明らかに虫の量が減った！
夜に外出して戻ってきても、玄関前に虫がブンブン飛ぶことがなくなりました。素晴らしい。
ただし、高いところにスプレーする必要があり、若干大変でした。
ハッカ油スプレー
- 使い方：水で薄めて虫よけしたいところにスプレーしたり、芳香剤として使ったりする
- 効果：★★
- メリット
- 清涼感を感じられるミントの香りで夏に良い
- 自然派スプレーなのでペットがいても使える
- デメリット
- 蒸発してしまうので、虫よけ効果は2-3時間しかない
自然派なものも試すか…と思い、ハッカ油を購入。
精製水とハッカ油を混ぜてハッカスプレーを作り、室内玄関にシュッと。
また、ハッカ油を垂らした芳香剤も玄関に置いてみて、玄関からの侵入を防いでみました。
ただ…ハッカ油はすぐに蒸発してしまうので、だいたい2-3時間しか虫よけ効果がないとのこと。
今は虫よけ用途ではなく、掃除や清涼感などの用途でハッカ油を使ってます…。残念。
外の排気口カバー
- 使い方：外にある排気口にカバーを付けて虫の侵入を防ぐ
- 効果：★★★★★
- メリット
- 効果を一番感じた！（ユスリカ・羽アリには効果あり）
- デメリット
- 付けるときにコツがいる（シール型の場合、しっかりつけないと剥がれる）
- 汚れたら定期的な交換が必要
玄関に、換気ダクトとつながる排気口があり、ここから虫が侵入している可能性が高いと予想。
手を当ててみると、若干吸い込むような風を感じる……
なので、排気口をふさぐカバーを購入して貼り付けてみました。
すると、部屋の中の虫が明らかに減った！！
数匹はいるものの、以前のような大量死している姿はありません。これは効果あったっしょ。
ただし、シールを剥がして排気口につけるのが地味に大変です。
まとめ
- まず原因を突き止める
- 中で湧いている（エアコン内部・排水溝内部）
- 外から侵入している（窓の隙間・エアコンのドレンホース・エアコン開口部・換気扇の排気口・ドアポスト）
- 虫が入りやすい環境（近くに水辺がある・玄関やベランダが夜に明るい）
- 外から侵入する虫に効果的なもの（私の場合）
- 玄関用吊り下げ虫よけ
- 壁・玄関灯用虫よけスプレー
- 外の排気口カバー
東京にいたときは、あんまり意識しなかった虫。
移住してから快適に生活するために、虫対策は必須です。
まあ考え方は仕事と同じで、原因を突き止めてから効果的な対策を行う、です！
私と同じように、ユスリカや羽アリに外部侵入されて困っている人がいたら、ぜひ参考にしてください。
